家庭教師会・門

「家庭教師会・門」は、ここが全然違います!

①「家庭教師会・門」は、家庭教師派遣業者ではありません。


 当会は派遣業者ではありません。たった二人のプロ家庭教師が直接ご家庭と話し合って受験指導を請け負い、家庭教師だけで生計を立てている職人共同体です。「同業二人」の会として平成9年の1997年に発足しました。

 派遣業者とは当然ながら仲介業者ですから、登録しているアマ・プロ家庭教師をできるだけ高く売りつけて上前をはねたい。しかしながら、物事には常識・非常識、合理・不合理を画する厳然たる一線というものがあります。おいしい話をたくさん盛った営業トーク、盛り過ぎて捏造に近い実績アピール、法外な料金設定や不適格教師の居座りなど、純粋無垢なご家庭を欺き愚弄するかのような事例の数々。実際にご家庭から当会に届くお嘆きの声を聞くにつけ、暗然たる思いを拭えません。

②「家庭教師会・門」の料金体系は明瞭も明瞭、丸裸です。


 当会の授業料は平成9年の発足以来、一律平等不変の1時間6千円。令和の御世になっても変わりません。派遣業者の配布チラシに料金設定を明示していないことが多いのは、後ろめたい隠し事があるせいでしょうか。登録教師をランクづけして、ランクごとに料金を割り振るのは分かるにしても、同じ教師なのに、ご家庭の懐具合を見透かして、あるお宅はAランクの、別のお宅にはBランクの教師というように使い分けて料金を上げ下げすることは、商道徳にもとるどころか詐欺行為と言ってもいいですね。

 このような家庭教師派遣業界のブラックボックスの問題は、しかし考えてみると、起こるべくして起きたと言えるかもしれません。業態やシステムの中の本質的な問題点や矛盾点が、逆にむしろおいしい商売としての利益構造を生み出しているとしたらどうでしょう。それにしても、1時間2万円を超える授業料が実際にあるという事実も驚きです。ご家庭の経済的諸事情の違いはもちろんあって、あるところにはあるにしても、余りにも高額な料金は、ぼったくりという表現以外に言葉が見つかりません。

③ すべてが「見える化」で、縛りや制約は一切ありません。


 当会とご家庭との間の金銭的授受は、授業料と交通費以外には一切発生しません。授業料は前述の通り一律平等公正。交通費も事務所所在地からご家庭までの往復実費のみで一律平等。教材費も頂きません。授業キャンセルは当日でもお受けしますし、キャンセル料も発生しません。

 また、いつご家庭から指導打ち切りを言い出されても、ご家庭には精神的、金銭的なご負担は一切ありませんので、安心してお申し出ください。そもそも入会金も契約書もありませんから、言葉は悪いのですが後腐れがないのです。普通だと思われている入会金も、取られっぱなしで返金なしでは不合理だし、契約書も派遣業者の勝手な都合で退会のタイミングを遅らせるだけの代物であって、邪魔物以外の何物でもありません。

 当会はご家庭と共存共栄の関係であらねばならないと考えます。すべてを「見える化」して青天白日の身をさらしてこそ、本音も吐けるし、耳障りなことも平気で言えるのです。「門」の二人組の指導が、微力ながらご家庭の最大幸福につながりますよう、さらに励んでまいりたいと思います。



「門」を開き、活路を開き、愁眉を開く。

~ 跋扈する「偏差値錬金術師」たち~


 受験の本質は単純。真実は明快。この単純明快さが入試という点取りゲームの真骨頂であり、ある意味爽快というべきです。それなのに意図的に複雑化したり、本質を歪めたりする「偏差値錬金術」が横行する。一回性の公開テスト(模試)の偏差値が、トータルで何百回性の各学校それぞれの入試結果と相関可能だと信じ込ませる。母集団次第でどのようにでも変成する偏差値を都合よく取り出しては各学校に振り分けて序列化する。序列化した学校に序列化した受験生を振り分けて単純再生産を繰り返す。これで受験産業は安泰。

 学校側も学校側で、入試日変更や複数回入試、午後からの1・2教科入試で上位層を引っ張り出し、受験後は退出してもらって、偏差値上昇という置き土産を有り難く頂戴する。「偏差値詐欺」が跡を絶たないのは、受験産業と学校側双方に旨味があるから。偏差値が学校評価そのものへ、持ち偏差値が人物評価そのものへと変質・変容したら、偏差値人間ばかりが増えて世も末となるでしょう。偏差値を錬金術師たちの「賢者の石」ならぬ「愚者の石」にしてはなりません。

~ 塾と講師と生徒の三位一体の「ガラパゴス化」 ~


 「門」にとっては偏差値は無用。この世から偏差値が消えても、私共は何の痛痒も感じません。入試問題と入試結果データ(受験者数、合格者数、正直な平均点等々)さえ手に入れば、それだけで十分。入試問題だけでも大丈夫です(慶應みたいに)。困るのは塾ですよね。何といっても塾産業は「偏差値縛り」と「偏差値輪切り」でシステムが成り立っているわけですから。こんなのは、わが国だけの現象です。何の淘汰も受けない塾の「ガラパゴス化」です。

 そして、塾の「ガラパゴス化」は当然ながら幼き受験生たちの「ガラパゴス化」を招きます。外部から遮断された塾内環境が彼らの閉ざされた情報世界ですから、偏差値教信者の「ガラパゴス講師」たちが受験生たちに操作情報を吹き込み支配することなど、赤子の手を捻るようなものです。あわれ、ミニ信者たちの誕生です。クラス分けという「塾内カースト」にからめとられながら・・・。

~ 塾の「過去問指導」の危うさと滑稽さ ~


 トップ校や難関校を目指す数多くの受験生を擁する大手S塾であれば、1校ごとに過去問対策のクラス編成を実施することは可能でしょうが、ほとんどの塾はそうはまいりません。同じようなレベルで類似の傾向、出題が見られる(嘘)と称して、複数の学校を1つのクラスに放り込み、受けもしない学校の過去問を無頓着に平然と無理無体にやらせる現状って、一体何なんでしょうか。何回かの授業で1回しか志望校の出番が回ってこない。これって、相当悪質な詐欺行為ですよね。授業料払っているし。自分でせっせと過去問演習するしか自衛策はありませんね。まあ、そこで「門」の出番になるわけですが。

 また、こんな例もありました。過去問演習と称して、生徒それぞれに受験予定校の過去問集を持ち込ませ、授業開始から時間を計って過去問を解かせ、終わったら隣の子と答案用紙を交換し、答え合わせをさせておしまい。これが過去問指導の時間だそうです。E塾に通う生徒の話でした。

 あと、過去問をやるのは12月からでいいと虚言を弄する塾関係者もいましたね。私(代表)なんか、5年生でも易しめの過去問(国語)を解かせて、出来不出来に拘らず一緒になって楽しんでいましたけど。過去問を始める時期を遅らせる事情がありそうです。普通に秋口から始めると、仕上がりが悪い(塾のせい)のがバレてしまってまずいのか、冬期講習目前まで事態の深刻さを先送りして、事態を知られたところで逃げ場のない状況に囲い込み、塾主導(塾都合)で偏差値輪切りの受験校選びを徹底する策略なのか、いずれにせよ尋常ではないですね。

 ともあれ、塾に出来ることには限界があることは事実ですし、これは当たり前のことで百も承知であるとした上で、自衛手段を講ずることが何より大事かと思います。「塾ファースト」ではなく、「受験生ファースト」が至極当然であることをお忘れにならないようお祈りしております。

~「職業家庭教師」のささやかな自負 ~


 私共「門」の髙橋・井戸の両名は、いつでもご父母の皆様に私共の仕事振りをご覧頂きたく、授業参加をお勧めし、提唱しております。

 職人は「腕一本脛一本」で他に頼みとするものはありません。腕前を評価されて初めて仕事が成り立つ、極めて黒白鮮明な稼業であります。腕を認められてなんぼの世界ですから、受験指導・過去問指導の本当の本当を切実に「見える化」しなければなりません。授業中でも授業後でも、質疑応答や意見交換をしながら「見える化」を楽しんで頂けたら、受験職人冥利これに過ぎるものはありません。

 でも、本当の腕とは、結果からの再評価なんですね。結果は見たくとも見えません。合否は先にあります。共に歩むしかありません。私共は共同受験者です。一緒に受験します。運命共同体として授かった「授験」ですから。